アニメ『DEVILMAN crybaby』レビュー
〈点数〉
2.9(強くオススメはしないが俺は大好き)
〈一言〉
閲覧注意、攻めっぱなしの傑作アニメ。
〈ざっくりあらすじ〉
冴えない高校生・不動明は幼馴染の飛鳥了の帰国をきっかけに、「悪魔」をその身体に宿すことになる。
〈レビュー〉
ネットでは評価が二分されてる印象。
特に原作を知る人からすると、その改変が気になったようですね。
私は原作も過去のアニメ化作品も観ていないので、その立場からのレビューです。
いや、個人的には楽しめましたね。
これより凄いアニメはしばらく観れないんじゃないかと思える程でした。
監督は、『四畳半神話体系』『ピンポン THE ANIMATION』『マインド・ゲーム』『夜は短し歩けよ乙女』と多くの傑作を世に送り出した、湯浅政明。
本作でも、その才能はふんだんに発揮されてました。
この人の絵柄はなんなんでしょうね。
通常のアニメより、もう少し抽象度が高い絵柄なんですよね。
でも、それがエンターテイメントになる絶妙なバランスなので、観てて「すげぇ。。」と息を呑みました。
ストーリーもいいですね。
人間の中に悪魔が溶け込んでいくという設定も、恐慌状態の人間達の行動も、人間の本性に触れていこう触れていこうという迫力に満ちておりました。
単純に言えば、凄く怖くて悲しいストーリーです。
だけど、ガッツリ惹きつけられる力のあるストーリーですね。
寓話的だし神話的でもあって、そんじょそこらにはない物語でした。
SNSという原作にはないであろう要素をしっかり物語に組み込んでいたのも、かなり高ポイントです。
そして、ストーリー終盤の壮大さですよ。
なんだ、あれは。
神話です、完全に。
原作読みたいですねぇ。。
そして、音楽、映像を含めた演出が素晴らしいです。
少なくとも量産型のアニメではなく、映像表現の先へ先へと攻めた、センス溢れる作品でした。
湯浅政明監督の感性をふんだんに盛り込んだ傑作だと思います。
と、まあ、私としては文句の付け所がないくらいの作品でした。
が。笑
では、なぜ2.9点なのか?
これね、エロいしグロいんですよ。笑
いや、先ほど述べた通り、絵の抽象度が高い作品でして、その分エロもグロも描写はぼやけているものですから、見た目上はそれほどのキツさはないです。
でも、確実にエロいしグロいことが起きているのですよ、目の前で。笑
しかも、観たら分かると思うんですが、それが悲しさや切なさまで纏ってて、なんつーか本能的にクる映像なんです。
その意味でも、とてもオリジナリティのある表現だとも思うのですが。。
また、ネタバレなしなので詳しくは言えませんが、かなり覚悟のいるストーリーであることは間違いありません。
そういったところが誰にでもオススメしづらいというか、覚悟して視聴して欲しい部分ではありますね。
個人的な好みで言うならば、ほぼ満点です。
しかし本作は『フォーブス』『ニューズウィーク』などでも評価が高かったとのこと。
私にとっては、それも頷ける傑作ではありました。
是非一度ご覧になってみてください!
〈視聴方法〉
アニメ『DEVILMAN crybaby』は2018年8月28日現在、以下の方法で視聴できるようです。
①動画配信
こちらは動画見放題サービス。
海外ドラマや洋画が得意分野。
そして、なによりも最大の強みはオリジナル・コンテンツでしょう。
加入後1ヶ月は無料です!
実はこちらは広告用バナーが提供されておらず。。笑 通常のリンクです。。笑
本作はNetflixの完全独占配信ですね!
②たぶん。。レンタルしてないのかな?
調べてみた限り、レンタルは見つかりませんでした?
③DVD・ブルーレイを購入する 購入となると、Amazonからの購入がやはり一番楽ですね。笑