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映画『ダークナイト』 レビュー


〈上映時間〉

152分

 

〈点数〉

4.5(超オススメの名作)

 

〈一言〉  

悪は蝕む。

 

〈ざっくりあらすじ〉  

バットマンや敏腕検事・ハービーの活躍により、少しずつ秩序を取り戻してきたゴッサムシティ。しかしジョーカーの登場で、町は再び混乱に陥れられる。

 

〈レビュー〉

今でこそ、アメコミヒーローといえばMARVELシリーズで、DCシリーズはそれを追随している(そして苦戦している?) という印象ですが、少なくとも私が記憶している限り、80年代後半から90年代まではアメコミヒーローと言えば、DCコミックのスーパーマンでありバットマンでした。

MARVEL人気は、少なくとも日本では一般的ではなかった気はします。

 

私もマイケル・キートンが演じたバットマンにはハマりましたねー!

アリス・イン・ワンダーランド』『チャーリーとチョコレート工場』のティム・バートンが監督をしていたんですけど、今観るとそのセンスの異彩さが際立ってるのがわかります。

当時は普通に受け入れてましたが。笑

 

まあ、そんなこんなでバットマン好きの私はバットマン関連の映画はほぼ全て観てきたのですが。笑

 

今回オススメするクリストファー・ノーランが監督した『ダークナイト』は、そんな私が一番大好きなバットマン映画です!

 

 

 

 

まあ、よく言われていて、言われ過ぎてることですが本当なんだから言わざるを得ません。

 

 

 

ヒース・レジャー演じるジョーカーがヤバい!!!

 

もう狂ってますよね。

しかし、その狂い方が途轍もなくカッコいいのです。

 

まさに悪のカリスマでして、私の中では『羊たちの沈黙』でアンソニー・ホプキンスが演じたハンニバル・レクターに次ぐ、映画史上屈指の悪役であったと、自信を持ってオススメします!

悪役がいいと物語がこんなにも盛り上がるという、お手本のような映画です。

 

 

さて、この映画の魅力はそれだけでなく、悪のプロフェッショナル感にもあると思います。

映画『HEAT』の影響でしょうか?

冒頭の強盗シーンのスムーズさは、もはや心地よいのですよね。

他にも、ジョーカーが鉛筆を消すシーンも黒人マフィアを殺害するシーンも、余計な呻き声が一切ない、洗練すらされている名シーンでした。

あまり、こういうシーンばかり褒めるのもなんですが笑

だって、凄いんですもん。笑

こういう細部へのこだわりが、この映画独特のオーラを醸し出してると思うのです。

 

そして、やはりガジェットですよ、バットマンの道具や車!

これらは、原作のバットマンにおいても大きな魅力でして、これをどう描くかはやはりバットマン映画の大きな見所です。

特にバットマンが乗るバットモービルをどう描くか。

 

時間がある人は、ティム・バートンが監督した方の映画と見比べて欲しいのですが、それぞれバットモービルの解釈が大きく異なっていて、しかもそれがどちらもアリなんですよ!

このティム・バートンクリストファー・ノーランとの、クリエイターとしての才能とかセンスを見比べるだけでも、かなり楽しめるんじゃないかと思います。

ティム・バートンの方は、流線型でスーパーカーな訳ですよ、ちょっとファンタジック。

けど、クリストファー・ノーランの方は、無骨だ荒々しい。いや、もはや粗々しいのです。発展途上の戦車のような見た目でしたね。

でも、それが妙な手触り感が感じられて、それはそれで素敵なんですよね。

 

そして、病院の爆破シーン。。

もう、映画史に残る屈指の名シーンじゃないでしょうか。

ヒース・レジャーの演技と「アホなことを真剣にやろうぜ」というスタッフの凄みが合わさったシーンでして、これはもう必見です。

 

ストーリー自体は、正義と悪を根本から問う骨太な物語となっています。

えらく哲学的なテーマではあるのですが、ジョーカーとバットマンという絵があり、そして見せ方がとにかくスマートですから、割と長い上映時間と考え合わせても、大変観やすいオススメの映画です。

 

是非一度ご覧になってみてください!

 

 

〈視聴方法〉

映画『ダークナイト』は2018年8月30日現在、以下の方法で視聴できるようです。

 

いくつか方法があるので、あなたの視聴スタイルに合った視聴方法で、本作を楽しんでくださいね!

 

 

 

①動画配信

 

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ダークナイト (字幕版)